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庵。と音楽ライフ

試行錯誤しながら、教えられることは教えていく。そんな場所です。

初心者のための歌詞講座!

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歌詞を書きたい!

「作詞をしてみたい!」と思ったり、「音楽は作れない・・・でも、作詞ならできる!」と思っている方は非常に多いと思います。しかし、歌詞を書くという作業は非常に複雑なものであり四六時中、頭の中で適切な言い回しや単語を見つける作業です。作詞をやり始めた頃は作詞に何が必要なのかが分かっておらず、心に響かない歌詞ばかりを書いてしまう人がいます。もし、自分が音楽を通して誰かに伝えたいことがあるならばしっかりと基礎を抑えた歌詞を書きましょう。そのために、この記事では基礎的な技術をお教えしていきます。

一番最初にやること

作詞において一番最初にやるべきことはストーリーラインを考えることです。空想上の物語の歌詞が書きたいならばその物語のある程度のストーリーを考えます。自分自身の人生観や置かれている状況を書きたいのであれば、「この歌詞で一体何が伝えたいのか」を考える必要があります。「こんなことが伝えたい」「こんなに思っている」といった感情をなるべくストーリーにしていきましょう。
これは、歌詞の下ごしらえといっても良い作業であり重要な作業です。伝えたいことを明確に、そして自分自身が何を思っているかという点はこの後にある歌詞のワード選びに非常に関わってきます。ストーリーラインが途中でブレてしまうと伝えたいことがわからなくなってしまい、誰にでも書けるような歌詞になってしまいます。なので、一番最初の時点でストーリーラインを自分の伝えたいこととマッチさせて文章にしてください。小説のように、上手い言い回しや技法などは必要ありません。


例として一番書かれているであろう、恋愛を題材にストーリーラインを考えていきます。
恋には片思いから始まり、期間と関係が熟成して相手に飽き飽きしている恋まで幅広い感情を描くことができます。
そして、今から実っていく恋や今から別れる恋など属性もかなりの幅があります。
今回は、一番初心者向けな片思いから恋が実っていく過程を書いてみましょう。


学校でとっても可愛い女の子がいる。自分はその人と軽い会話くらいしかできない。たまたま相手の方から話しかけられることがあった。自分は、緊張のあまり上手く話すことが出来ず自己嫌悪。何度も何度も話しかけられることがあったが全て上手く話すことが出来なかった。そんな自分が悔しくて彼女に自分から話しかけてみた。そこから毎日少しずつ会話をするようになっていった。勇気を振り絞って「一緒に帰ろう」と誘ってokをもらい一緒に帰った。そこから話す頻度が高くなっていった。いつしか、一緒に帰るのが当たり前になってきた。ある日の帰り道、彼女に告白をしてokしてもらった。


簡単に自分が思っていること、歌詞として書きたいことを箇条書きように書いていきます。
これでストーリーラインは出来上がりです。
上手く書けない場合でも、自分が歌詞にしたいことを文章にしてみましょう。歌詞を書くときには伝えたいことがあるはずなので文章していくうちに思っていることが書いていけると思います。
ここまでの作業が出来たら次に進んでください。


詳しい情景を考えよう

ストーリーラインを考えたら、そこにいかにリアリティを加えていくかの作業になります。先ほど書いたストーリーラインはリアリティが全くありません。ただ単に、思い付いたことを綴っただけになっています。しかし、この簡単なストーリーにも登場人物の心の動きというものがあります。それを踏まえて、さらに情景を加えていきましょう。



初めて見かけた時の感想。どんな会話を交わしたのか。どうして自分から話しかけようと思ったのか。帰り道での会話の内容。告白する時の心情。等々

こんな感じで詳しい情景を考えていきます。掘り下げれば掘り下げるほど歌詞が書きやすくなるので、なるべく丁寧に作り込んでいきましょう。この段階で曲のメロディーラインが出来ていない人はメロディーを先に作ってください。歌詞が出来てからメロディーを合わせるという人、メロディーが既にできているという人は次のステップへ進みましょう。



歌詞の構造を考える

ここが出来ていない人がとても多いです。歌詞の構造とは、「誰の視点から書くのか」「時間の流れ」「ストーリーラインのどこから始まりどこで終わるのか」といった歌詞の骨組みのことです。これが出来ていないと意図していないところで一人称がバラバラになったり、時間の流れが前後してしまったりといったことが起き、非常に共感されづらい歌詞ができてしまいます。そのため、歌詞の構造をしっかりと考えてから作詞に入りましょう。



文字数をメロディーラインに合わせ歌詞を作る

ここまできて初めて作詞の段階に入ります。歌詞の構造を意識しながら書いていきますが、ストーリーラインや詳しい情景があるのでスムーズに書いていけるのではないかと思います。
歌詞に用いる表現方法として、「比喩」「反復」「倒置法」「韻をふむ」などがありますがとても長くなってしまうため詳しい説明は別の記事で行います。


これが歌詞を作る際の一通りの流れになります。初心者の頃は最初から作詞に入ってしまうことが多く、何もストーリーが作り込まれていないため薄っぺらな歌詞が出来上がってしまいます。そのようなことを回避するため、ストーリーを練り込む作業は必ず行ってください。また、「比喩」や「韻をふむ」といった表現方法は何度も検討してから使うようにしてください。しっかりと韻が踏めていなかったり、幼稚な表現の比喩は歌詞全体のレベルを下げてしまいます。なので、しっかりとした技術を身につけてから歌詞に組み込んでいきましょう。
歌詞も、楽曲を作っている一つのパーツです。歌詞一つで楽曲のレベルが上がることもあれば一気に下がることもあります。自分が作った曲ならばまだしも、誰かの作った曲に自分の歌詞を使う際はしっかりとした意識を持って歌詞を作りましょう。